| ■ ID | 374 |
| ■ 種類 | 学会発表 |
| ■ タイトル | 外生菌根菌の接種がアカマツ実生苗の生長および水分生理に及ぼす影響 |
| ■ 著者 | 三輪誠
埼玉県環境科学国際センター 小川和雄 埼玉県環境科学国際センター 嶋田知英 埼玉県環境科学国際センター 奈良一秀 東京大学アジア生物資源環境研究センター |
| ■ 出版元 | 日本森林学会 |
| ■ 出版年 | 2002 |
| ■ 誌名・巻・号・年 | 第113回日本林学会大会、平成14年4月3日 |
| ■ 抄録・要旨 | 本研究では、４種の外生菌根菌（コツブタケ、ケノコッカム、ヌメリイグチ、チチアワタケ）をアカマツ実生苗の根に接種し、生長促進効果の差異を比較した。また、外生菌根菌接種の有無がアカマツ実生苗の蒸散速度や地上部水ポテンシャルに及ぼす影響を調べると共に、光合成効率や生長との関係を検討した。
アカマツ実生苗の根に外生菌根菌を接種すると生長が促進されるが、その生長促進効果の程度は接種する外生菌根菌の種類によって異なることがわかった。また、外生菌根菌を接種しなかった実生苗では、接種した実生苗に比べて、根での吸水が適切に行われず、植物体に水ストレスが生じ、気孔が閉鎖傾向にあると考えられた。その結果、外生菌根菌を接種しなかった実生苗では、接種した実生苗に比べて光合成効率が低下し、これが生長低下の一因となったと考えられる。 |
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